中国、ASEAN初「定時性とコスト削減を両立したコンテナ輸送ルート」開設

寧波・舟山港からホーチミン市港までの「コンテナ輸送の定時性とコスト削減」航路が正式に運航を開始した。

寧波・舟山港とホーチミン市港の間で新たに開設されたこのルートは、「コンテナ輸送における納期厳守とコスト削減」を目的として設計されており、正確なスケジュール管理、効率的な港調整、港湾、海運、ターミナル運営者の緊密な連携により、船舶の所要時間と貨物の積み替えサイクルが大幅に短縮される。これにより、より時間厳守で信頼性が高く、経済的な海上サービスを顧客に提供できるようになります。

寧波舟山港は世界最大の港であり、年間 80 万回以上の船舶が寄港し、年間 14 億トン以上の貨物を扱っています。

2019年、浙江省寧波海事安全局は全国の寧波・舟山港の中核港湾エリアにおいて統合船舶交通組織を先駆的に設立した。航路、錨地、水先サービスなどのリソースを連携させ、スケジュールを一律1日前に発表する「船舶時刻表」システムを導入した。導入後、メインチャネルの定時性率は98％に達し、入出港効率は35％向上した。

コンテナ定期船輸送の厳しい時間厳守要件に対処するため、寧波海事安全局は、定期船サービスの時間厳守を強化し、全体的なコストを削減するために「コンテナ輸送時間厳守およびコスト削減計画」を立ち上げることで、このメカニズムをさらに洗練させました。浙江省海事安全局の関係者によると、この計画は国内の試験プログラムで大きな成果を上げているという。現在、主要沿岸港12港と海運会社22社が参加している。寧波・舟山港だけでも船舶の待ち時間が 25,000 時間以上短縮され、海運会社は運営コストを 8 億 6,700 万元以上節約できました。